≪40通りのコンチェルト≫15.12.2011

師走。早くも12月に入り今年も残すところあとわずかとなりましたね。
日本では雪が降り一層寒さも増しているようですが、こちらはここ数日暖かく過ごしやすい日が続いています。
街はクリスマス仕様に装飾されクリスマスマーケットも開催されました!外を歩いているだけで楽しめる時期ですね♪

さて、1カ月前にさかのぼりますが、11月初めにオーケストラの入団試験の公式伴奏のお仕事をさせて頂きました。
今回はチェロのセクションで受験者は約40人。″公式伴奏”というのは初めてでで、一度にこんなに多くの演奏家と共演するというのは初めての事でした。

オーディション前日に全員と約15分ずつの合わせ(練習)。ほぼ全員初対面の受験者が約40名で、次から次へと受験者が入れ換わり合わせが行われたので顔と名前を全員覚えられるわけもなく、誰がどのような演奏で何を注意すべきかというのを把握しておくのが少々大変でした。でもそれよりも、ピアノと違って各自それぞれの楽器を持って登場するので、「次はどんな音だろう」と毎回一音目を聴くのがすごく楽しみで印象的でした。同じチェロという楽器でも音色・音量・音の厚み、深みetc、これほどまでも違うものかと改めて衝撃を受け、同様に同じ曲が演奏する人それぞれの解釈によって全く違った音楽を創り出す事を体感しました。オーケストラの入団試験というのは、1位2位を決めるコンクールや音楽院の試験のようにその当日の出来のみで評価されるというものではなく、今後共に仕事をする仲間、音楽を創り上げていく仲間を決めるものなので、審査基準が違うように思います。最大5分程度の中で準備してきたものを提示しなければなりませんし、いくら素晴らしい演奏をしたとしてもそのオーケストラの音楽性等の思考によって結果がそぐわない場合もあり。。。色々想いは巡りますが、それぞれが渾身の想いで演奏されていて、私は伴奏というよりも一人ひとりと室内楽をしているようでとても充実した貴重な時間でした。

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