≪思い出に残る日、そして3月の演奏会≫10.05.2012

今月6日、フランソワ・オランド新フランス大統領の誕生に国中が熱狂の渦に包みこまれていました。17年ぶりの社会党大統領。パリのバスチーユ広場がびっしりと人で埋め尽くされ、国旗を掲げ国歌を歌い歓喜の声を上げているオランド派支持者たち。一方、涙を流しサルコジ氏落選の悲しみを訴える人々。国民総出でこの時を待ち、各々の想いに国中が湧き上がるこの光景に大きな衝撃を受け、それらの映像にくぎ付けの夜でした。フランスへ来て2度目の大統領選挙。きっと忘れられない日となるでしょう。
さて思い出に残る・・・と言えば3月に出演した2つの演奏会!まずはボルドーのオペラ歌劇場での室内楽コンサートでオーケストラのメンバーと共演させて頂きました。ボルドーのオペラ歌劇場はパリのオペラ・ガル二エのモデルとなった由緒ある歴史的建造物で、パリのそれに比べやや小さめですが、円形に作られた内部は煌びやかに装飾され、まるで宝石箱の中にいる様!カーブになっているつくりがお客様に囲まれているようで、みなさんの表情が手に取るように伝わりとても温もりを感じる空間でした。さらに今回演奏させて頂いた曲は以前から憧れ弾きたくてしょうがなかったシューマンのピアノ四重奏曲作品47。今回の演奏会をきっかけに勉強し実際に舞台で弾く事が出来てとても良い経験になっただけでなく、幸せなひと時でした。またいつかあの名曲を演奏したいと想いは募るばかりです。
そしてその翌週にパリで行われたプライベートコンサートには、なんと恐れ多くもアンヌ・ケフェレック先生と一緒に出演させて頂きました!前半に私、そして後半にケフェレック先生が演奏されるというジョイント・リサイタル形式のもの。コンコルド広場の傍に建つとても厳かで豪華絢爛なその建物に圧倒され、さらに楽屋まで先生とご一緒という事ではじめは緊張の連続でした。それぞれリハーサルを終え、楽屋で軽食を食べている時のこと。「本番前はいつも何食べる?」というお話に「チョコレートは必ず。あとお米は出来るだけ食べたいので、こちらでも可能な時は家でおにぎりを作っていきます。」と答えると、「私もよ!日本での本番前はコンビニでおにぎりを買うわ!」と、先生。先生が日本のコンビニに・・・想像がつかない^^;その他、先生のご家族のお話や日本の話、留学生活について色々と話をしてくださったのですが、その先生の話がまた面白い!レッスン時同様、イマジネーションが豊かで明るくて、とてもエネルギッシュな方なのでご一緒するといつもパワーを頂くようです。本番では演奏の合間に曲の背景や歴史をお話されたりお客様に笑いを交えてお話をされたりと、あっという間に会場の空気を一つにしてしまいます。気さくなお人柄に救われて始めのあの緊張がいつの間にか解け、私も先生と、そして演奏後には沢山の方とお話をさせて頂き、心に残る一夜となりました。 *写真は演奏後ケフェレック先生と。

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